※販売店限定
蔵元:『飛囀』飛良泉本舗
度数:15度(原酒)
使用米:秋田酒こまち100%
精米歩合:麹50% 掛60%
日本酒度:+1.0
酸度:2.0
アミノ酸度:非公開
使用酵母:BL530(27代目オリジナル酵母)
創業1487年!全国でも三番目に古いとされる酒蔵『飛良泉』の27代目若様が、醸造試験場での修行を遂げ、平成29年、蔵に戻られました。その際に、「新しい味わい」「次世代に届けたいお酒」を模索するべく立ち上げた新ブランドが『飛囀』‥[ひてん]です。
酒の組み立てから始まり、まさしく一から挑んだ、若様の思いと熱意が詰まった最初の作品です。
酒銘の由来は、一人前の蔵人として「鳥のように“飛”び立ち、“囀”りたい」という意味だそうで、平成30年度からは『飛良泉』全体の醸造計画も立てていく立場となる若様が、鳳雛から鳳凰に成っていく様を片時もお見逃しなく!
平成29酒造年度(BY)に立ち上がった『飛囀』も3年目を迎えようとしておりますが、記念すべき第一作であった「雛」に30BY仕込みのお酒がやって参りました。若様からのメールに曰く、これまで関わってきたモロミの本数は少ないながらも、二十七代目史上最高の出来と太鼓判を押されております。
29BYの「雛」は山廃的な風味があまり感じられず、酵母の風味が素直に出ている感がありましたが、30BYでは山廃感も如実に感じられます。
熟れたリンゴと乳酸感を思わせるふくよかな味わい、口当たりはなめらかで、キュートな甘みとどっしりとくる酸、奥行きのある旨味が感じられます。喉越しも比較的なめらかで、後味に余韻があります。
回栓したてはまだ味に硬さを覚える向きもいらっしゃるかもしれません。一気につぼみを開花させたい場合は燗をつけて貰えばいいですし、徐々に花開く様を楽しみたい場合は、1週間でも2週間でもかけて頂いて、じっくりと向き合ってみて下さい。