蔵元:『飛良泉』飛良泉本舗
度数:17度
使用米:秋田酒こまち
精米歩合:60%
日本酒度:+1.0
酸度:1.7
アミノ酸度:1.1
使用酵母:今野№24
副原料:粕取焼酎
江戸時代の製法で、現在の本醸造の原型ともいうべき、
日本酒に焼酎を添加する「柱焼酎」という造り方をしています。
色沢は琥珀味を帯び、
泡盛、糖蜜、黒糖、ニッキ、ソトロンを思わせる熟した香り立ち、
口当たりに原酒的なボディを覚えつつ、
軽やかに甘旨がふくらみます。
喉の通りは軽やかで、後味スッと消え入ります。
焼酎の柱が立ってボディのある古酒に仕上がっています。
全体的には追いついていない面もあり、
玉を利かせたり、人肌辺りの温度帯では映えませんが、
冷やすとしみじみと、
高めの温度帯、燗戻しには円みがあります。