※数量限定・流通限定
蔵元:『銀鱗』那波商店 蔵人:秋田県立大学生
度数:15度
使用米:秋田酒こまち(県大栽培)
精米歩合:50%
日本酒度:+2.0
酸度:3.0
使用麹:吟味(県大、今野商店共同開発)
使用酵母 :きょうかい№28(県大培養)
醸造学科を有する「秋田県立大学」
開学10週年を記念して始動した『究』プロジェクト。
20周年を迎える2019年からは『銀鱗』醸造元「那波商店」
とコラボして製造される事となりました。
酒造りの原料には県大の研究成果の結晶である
自前の酒米・麹・酵母が使用され、
酒の製造・販売免許さえあれば酒蔵となれる程です。
酒の設計に関しては毎年変更されていますが、
本年度は、
瓶内でも発酵を続けさせた活性酒の火入と、
{※活性酒については本HPの
【考え方と用語説明】ページをご参照下さい}
リンゴの甘酸っぱさを形成している「リンゴ酸」
を高生成する「きょうかい№28」を独自に培養し、
酸を主眼に置いたかなり個性的な造りとなっています。
熟れたパインやヨーグルト感を思わせる
フルーティで艶っぽい香り立ち、
ほんのりガスを捉えつつ口当たりは柔らかめで、
骨太な酸と濃醇な甘旨、
フレッシュな苦渋が口の中に広がります。
喉の通りは軽やかで、フワッと後味消え入ります。
グレフルやライチを思わせる酸味爆発な風味、
舌先にガス感と口が窄まるような酸が感じられ、
ほのかな甘がドライに広がります。
喉の通りも軽快でキレ味抜群です。
どの温度帯でも酸の主張があり、
完全発酵のシードル的な味わいです。