※数量限定・流通限定
蔵元:『銀鱗』那波商店 蔵人:秋田県立大学生
度数:15.2度
使用米:秋田酒こまち(県大栽培)
精米歩合:50%
日本酒度:+4.0
酸度:1.4
使用麹:吟味(県大、今野商店共同開発)
使用酵母 :K1801系(県大培養)
醸造学科を有する「秋田県立大学」
開学10週年を記念して始動した『究』プロジェクト。
20周年を迎える2019年からは『銀鱗』醸造元「那波商店」
とコラボして製造される事となりました。
酒造りの原料には県大の研究成果の結晶である
自前の酒米・麹・酵母が使用され、
酒の製造・販売免許さえあれば酒蔵となれる程です。
風味を特徴づける酵母は毎年変更されていますが、
本年度も、
出品酒にも使われるカプ系の華やか酵母「K1801」
から培養された系列を使用しています。
ドライフルーツのパイン、
ラムネを思わせるような
艶やかで甘やかな香り立ち、
舌先にほのかなガスを捉えつつ、
口当たりは比較的なめらかで、
フレッシュな苦渋と
穏やかな甘旨がふくらみます。
喉越しを苦渋が引き締めつつ、
後味フェードアウトしていきます。
「火入」の方がまったりとした飲み口で、
「生」の方が甘やかだけども苦渋が強く、
「落ち着き」と「フレッシュ」と云う対比はありますが、
例年より印象の差は少なめです。